今回は些少な独身売れ残り（※自分は確実に売れ残りです。えぇ。）アラサーが人生について考え、勝手に自分の意見を主張する記事である。
最近、「幸せになる法則」とか「他人の幸せに左右されない生き方」みたいなタイトルの書籍や特集が世に溢れていて、自分はそれにものすごく違和感や居心地の悪さを感じる。今年の2月から恋活を始めてから特にそう思うようになった。
「幸せってなんだよ」と本気でつっこみたい。今の日本は幸せになることになぜここまで躍起になっているのか不思議でしょうがない自分がいる。イケメン・美女夫婦が子供を設け、新築タワーマンションに住み、栄養を考えた手作り料理とおしゃれな家具に囲まれて生活するのが「幸せ」のモデルのような描かれた方をしているが、自分はものすごい違和感しか感じない。
婚活や恋活がビジネスになるほど盛んになる一方で離婚率は上昇し、ゴールデンタイムに不倫ドラマが放送されるような時代、一体みんな何をしたいのだろう。結婚して子供を産めば勝ち組みたいな風潮がある割に、幼児虐待が年々増加しているというのは矛盾しているようにしか思えないのだが。
正直自分は現状、結婚している人が羨ましいとは全く思わない。生涯一緒にいたい人を見つけたということに関してはすごく羨ましいし、憧れる。素敵なことだと思う。でも自分が結婚に関して見いだせる良さというのはそれくらいで、自身の考え方やライフプランを考慮すると結婚というのは全く目標の部類に入らない。
恋活し、仲良くなった男性と話したりデートしたりしている中で自分は「まだ独身の生活を手放したくない」とはっきりと感じたのだ。
自分の好きなもの、大事なものをいつも確信していたいなと自分は思う。
一人で気ままにする旅行、マイペースな野球観戦、一人暮らし、いろんな男性とデートできること、自分の資産運用の勉強、会社関係の資格の勉強。それが結婚よりもずっとずっと大事だ、好きだ、と思った。
「今」の自分を心地よくすることに全力を尽くしたい。結婚はまだしたくないという今の自分の意見を叩いたり、疑う人とは話さないし、自分にとってメリットのない友人であればわざわざ時間を割いて会うことももうしない。
正直最近、ある類の人（結婚推奨者、既婚者）と会うのにすごく疲れるのだ。それは毎回既婚が勝ち組、幸せという意見に同調しなければならない風潮があるからだ。「子供が～」「結婚は～」という話になるとまたそれかぁと思う。いや、興味ないし・・・と思ってしまう。お金か旅行か野球か恋愛の話がしたいのに。
その儀式がある集まりはもう参加しないとはっきり決めた。めんどくさいし、面白くないからだ。
独身女性や恋活・婚活のブログを読んでいると、世間の打ち出した下らない幸せモデルに振り回され軸を失った感じの人が多くて残念だなぁとかもったいないなぁと思う。結婚とかしなくていいじゃん！と言いたいのではなく、「もっと自分の心地いいと思えることを模索すればいいのに」ということを言いたいのだ。
楽しめないのに婚活したり、我慢して結婚推奨者の意見にニコニコうなづいたり、そういうのやめればいいのにと思う。やるからには楽しんだ方がいいし、楽しめないならやらなくて良いと思う。
そんな負い目を感じなくていいのになぜか独身女性って残念なかんじのポジションだよなぁと自分でも納得がいかない。負け組かぁ？そうなのかな？既婚組の方が独身組が羨ましいんじゃないの？本当は？とか最近思う。
昨日友人の誘いで野球の練習に参加して、ふと「あ。自分はもう自分の幸せと思える生活を貫こう」と思ったのだ。セカンド守備の練習、バッティング、走ること、慣れないグローブでキャッチボールすること。すごくワクワクした。ドキドキして、「あぁ本当に野球が好きだ。うまくなりたい」と思った。「それでいい」と思った。
帰りに皆で昼ご飯を食べたが、一切結婚やら子供やらの話は出なかった。プロ野球の話オンリーだった。めちゃくちゃ楽しかったし、久しぶりに心地よく笑った。
無理するのはもうやめようと思ったのだ。楽しくないし、笑えなくて不細工になる。
昼下がりのビールとレバニラで幸せになれる自分と自分の生活を大事にしようと思ったのだ。結婚も出産もいつかはしたい。でも躍起にはなりたくないし、それで不細工な顔をしたくないのだ。
最近毎日「幸せな将来ってどんなものだろう」と考えて、やっと結論が出た気がした。自分の幸せについて考えたら、結論は「自己中に自分のメリットがあることだけ考え、楽しいと思うことだけして生活する」ことだった。
それでいいんじゃないかな。
