pairsに再登録したらこの記事で書いた彼がいた。びっくりして即ブロックしたが、同時に「あれから2か月経ってもまだ彼女できてないんだ・・・」と思った。
顔は申し分なくかっこよく、年齢も28歳と若く、大手企業に勤めていて、多趣味。ホワイトキーで出会ったのだが、ほぼ毎回人気ランキング1位になると言っていた。
でも今、pairsをやっている。
というか元々pairsを彼に勧めたのは私である。それが発端かは知らないが、友達段階の時期に「こういうアプリあるんだよ。顔かっこいいしやってみれば」と言ったのだ。パーティーも相当行っていたみたいだし、それに加えてpairsもやっているということだから本当に彼女がほしいと思っているのだろう。遊びではないと思っている。
ではなぜ彼には彼女ができないのかとすごく疑問に思うかと言えばNOである。約半年恋活をやってみて感じたことは男も女も「恋人が出来ない人には出来ないなりの理由がある」ということだ。
今回は男女ともにいえる共通点を挙げようかと思う。
ある程度のスペックを持ちながらもいつまでも恋人ができない人は
①数を打っていくうちにビビっと来る人に出会えればいいと思っている
②人との距離の測り方が下手
③常識はずれ
④愛情深くなく、結局自己中心的
という要素が揃っている。
以下、例を出しながら述べる
★①数を打っていくうちにビビっと来る人に出会えればいいと思っている
いわゆるパーティー常連者である。私もこのように考えている節がある。
「フィーリングが合う人は話した瞬間に分かるはずだ。結婚する相手候補を探すならなおさらそういう人を見つけないと」と。
そしてとにかく場数を踏む。ビビっと来なければ2回目のデートはない。次にまたパーティーに行けばいいという考え方。
しかし自分の活動と人生を振り返って思うのだが、「ビビっと最初に来る」なんてのは後付けの話であって、2回目、3回目とコミュニケーションを重ねることによりフィーリングや相性の良さが二人の間に生まれるものなのではないかと思うのだ。
例えばせっかちな人がマイペースな人と一緒にいることで「たまにはのんびりしているのもいいな」と思うようになるとか、スポーツマンタイプとインドア派が付き合ってスポーツや読書をお互い好きになったりとか。
それが分かっている人(恋愛強者)の場合だと「合わせられそうなところは合わせてもう少しコミュニケーションを取りたい」とじっくり向き合おうとする。これができる人は大抵すぐに恋活で結果を出せる。「まだ好きかわからないけど告白されて自然とうれしいと思えたから付き合うことにしたの」と言って、順調に交際を継続している。
逆にできない人はいくら見た目がよくてモテてもいつまで経っても恋人ができず、一時的にできてもすぐに振られている。
数を打つのではなく、打っていく中で命中した的を大事にできる人が強い。
命中した的をとりあえず横目で確認してピンと来なければそのまま忘れるタイプの人間はいつまでも弱い。
生涯を共にするパートナーを一目で決めるというのはむしろ危険なことだと思うのだが、たぶん本人たちは気づいていない。直感こそ大事という「運命」という言葉が好きな人たちだ。
★②人との距離の測り方が下手
恋活ですぐに恋人を作った友人は距離の取り方が上手だ。LINEも相手のテンションと頻度に合わせると言っていた。遊ばれたこともあったがしつこく追わない。1通未読スルーされた時点で追撃もしない。
しかし恋愛市場で選ばれない人間というのは人との距離の取り方がマイペース故の失敗を犯している。
距離の詰め方が強引な人はすぐに引かれる。以下すべて実例。
・まだ敬語がいいと言っているのに無理やりタメ口で会話させようとしてくる
・あだ名で呼びたくないのに「○○(下の名前)って呼んでみて」と強制してくる
・「髪の毛キレーだねー」「手相見てあげる」「握手しよう」となんとかボディータッチしようとする
・「○○(その人の趣味)面白いからやってよ!」と相手に自分の趣味を押し付ける。CD貸すよ~とか本貸すよ~も同じこと。
・「もう3回も会ってるんだから付き合っていいと思う。なんでそんな物分り悪いの?」とゴリ押し発言をする
逆に距離をいつまでも詰められない人もフェードアウトされる。以下すべて実例。
・いつまでも敬語でラフなコミュニケーションを提案することもない
・LINEの頻度が全く変化しない
・いつまでも自分から誘わない
★③常識はずれ
不思議なことだが社会に出ている人間であることが信じられない行動をしている人が結構いる。間違いなく結婚相手の候補としては切り捨てられる。以下すべて実例。
■行動編
・2時間遅刻して会っても謝らない
・長文LINE
・短文無意味LINE(意味不明な画像・動画・スタンプだけ送ってくる)
・すぐに性行為を求める
・「考える」といって結果的に返事をしない
■発言編
・「子供産んでおきなよ。産まないとかなんで?」(女性を道具扱い)
・「めんどくさいと思った」(思ってても普通は言わない)
・「俺のこと好きになれよ。体の相性はわからないよ?」(相手に好意を示した覚えは一回もない)
・「君と付き合うっていうのはないよ。君とのエッチは想像できないもん。笑」(で、実際は絶対想像してる)
こんな行動および発言をされて相手が幻滅しないと思っているとはものすごい感覚の持ち主たちである。
ちなみに「子供が欲しいから若い人がいい」という発言をする人が結構いるという話を既婚の男性に話したら「若くても不妊治療で苦労している人たちがいるのにそんな発言を女性に平気でするなんて無神経すぎる。ありえない。」とドン引きしていた。
やはり結婚する人というのは根本が全然違うといういい例である。
★④愛情深くなく、結局自己中心的
これが一番大きい。愛情深さは結婚可否を大きく左右するバロメーターだと思っている。特に女性は愛情深さがあるのならほぼ確実に結婚できると信じているくらい私はこの要素を重要視している。
結婚をステータスや年齢として捉えているタイプである。そうではないと言っても実際はそうである。自分の結婚したい願望を優先させているから相手をきちんと見ようとしない。合わないかもしれないと思う部分を埋めようとしない。
傷つけずに相手を拒否するという道の選択がずれていてフェードアウトも無視も朝飯前。一方的に自分の思いを伝えるためだけに長文LINE。相手を傷つけたくない、喜ばせたいという思いが希薄な割に他人がする行為へのハードルは高い。最初くらい奢れ!とかお礼LINEがすぐに来ないとか諸々。そして自分のことは振り返らない。
愛情深さというのは大人になってから育むのは難しい、土台的要素である。
しかし、これが欠けていると恋活・婚活において結果を出すのにはかなり厳しい。
無理に身に着けられるものではないから、頭で考えながら人間関係の経験値を今から積んでいくしかないだろう。しかしやはりこの要素に気づいていない人間は多い。
以上、さらっと読める程度に書くとこういうかんじである。
まぁ、私が告白した相手がpairsをやっていたこともあるが、そろそろ疲れが出てきていて活動を休みたいなという思いがある。
この記事を書いている最中も私がこの先すぐに改善して恋人ができるかというと実に微妙であるし、やりたいことが多すぎて恋活にリソースを持って行かれるのがきつくなっているということもある。
恋活市場をぼんやり眺めて、やみくもに泳いでみて、他人の話も聞いてみた上での感想は「結局、恋愛弱者がぐるぐる回り続けている混沌とした沼のような場所」というものである。
参加するパーティーで同じ人と再開するというのがどうしても嫌だと感じてしまうことに気づいた。むしろそれが絶対ないと言えるのであれば恋活を無邪気に楽しめているのだと思うのだが・・・。
恋愛弱者の沼プールでダラダラ泳ぐのもそろそろ飽きたということだ。