努力なしに何かを手に入れることはできない。
昨日、久しぶりに電子ピアノを弾いたらあまりにも自分の演奏がド下手くそでびっくりした。
せっかく暗譜したトルコ行進曲が思い出せない。
何度か指を滑らせてやっと最近練習したレベルまで思い出すことができた。
続けるということは本当に尊い。
努力なしにかっこいい何かを身につけるなんて不可能なわけだ。
ピアノは「1日練習をさぼれば3日分下手になる」と言われているけど本当にそう思う。
ピアノが少しは弾ける、かっこいい女になりたかったから一昨年買った電子ピアノ。
最初は夢中だったけどいつの間にか野球観戦や野球練習に気持ちを持ってかれてそっちのけになってしまった。
字の練習もそうだ。キレイな字をサラサラっと書けるかっこいい女になりたかった。
通信教育に登録して、毎日毎日練習を続けなければあっという間に字の美しさは損なわれる。
積み重ねなければ決してうまくならないもの。
どんな人も絶対に努力してるんだ。
男性なのに(という言い方はよくないのかな?)字がとてもきれいな同僚がいて、羨ましいなと思っていたけど、聞くと彼は幼いころから習字と硬筆をたしなんできた人だった。
他にも書道をやっていて達筆な知人がいるけれど、腕が鈍らないように定期的に字を書くそうだ。自分で墨をすって、ずっと使ってきた筆で、心をこめて。
行書、かっこいいなぁなんてミーハーな気持ちだったけど、あれを習得するのもそれなりの努力が必要である。
なんせ、学校では教わらない書き方を大人になった今習得しようとしているわけだから・・・。
何か手に入れたかったら努力するしかなくて、それを維持していくのもそれなりに努力が必要で。
だからこそ、素敵にかっこよく映るのかもしれない。
ドビュッシーのアラベスク、行書の美しい手紙、安定したフォームから放たれる美しい球の軌道。
手に入れたい。手に入れたい。
そして、本当に尊敬していて大好きな誰かも。
努力して、少しでもかっこよくなったら、振り向いてくれますか?