星を数えて。

ネガティブOL。34歳。

婚活疲れが無意味なカップルを誕生させるという不幸。

来週末に資格試験があるので婚活を全然やっていない。去年の10月末に街コンで知り合った男性に告白されて「まぁいいか」と思って付き合ってすぐ別れ、それ以来もう街コン・パーティー通いはしばらくいいやと思って何もやっていないので3か月程活動休止している状態。


試験が終わったらまた通うつもりだけど、婚活の罠に心を支配されないようにしたいなとは思う。

 

婚活をしていると自分の本当の気持ちや軸が知らないうちに歪められていく気がする。

 

恋活・婚活ブログを読んでいると、活動を頑張ってやっと恋人ができたのに、なぜかずっとモヤモヤしていて、1ヶ月くらいで「別れることになりました・・・」という報告をしている人が結構いる。


私もその一人であって、そうなってしまう気持ちがよくわかる。

 

なぜそんなことになるかというと、活動(恋活・婚活)をしていると「結果(交際・婚約成立等)を出さなきゃ」という気持ちと「早く活動を終わらせたい・辞めたい」という疲れから「今やり取りしている人をなんとかして好きになろう」という気持ちが生まれるからなんだと思う。


毎週末、貴重な休みを利用してパーティーに行き、複数の男性と連絡を取り、よく知りもしないうちに食事に行くというのは楽しさよりも疲労の方が勝る。

 

相手の男性も「他の男ともやり取りしてるんだろうから毎日連絡しておかないと他に取られる」と継続的な連絡(毎日LINE等・・・)を試みてくるし、デートの誘いも間が空かない。


「男女の仲というのは、夕食を二人っきりで三度して、それでどうにかならなかったときはあきらめろ。」というのは映画監督の小津安二郎の名言だけど、婚活で出会う男性のペースに当てはめると出会って1ヶ月、2か月で告白に至ることになる。


女性目線で考えると、このペースについていけない人が多いと思う。

 

学校、職場、サークル等が一緒でほぼ毎日会っている中で、そこにプラス・アルファで個人的に食事やデートに誘われて3回目に・・・なら「3回の法則」は不自然でもなんでもないが、パーティーでちょっと話しただけの男性と3回目の食事で交際を考えなければならないというのはとても不自然に感じる。

 

男性というのは見た瞬間にSEXしたいかどうか決め、数時間話して性格や雰囲気を把握し、後の3回のデートとか食事はおまけみたいなもので1回目の食事で致命的な欠点でも見つけない限り、ほぼ気持ちは確定しているようなものだと聞いたことがある。おそらく事実なんだと思う。

 

だから男性から2回目の誘いを受けたら告白されることを覚悟しといた方がいいよ、とか2回目誘われたんだったらもう告られるよ、とか男友達には言われる。


この「男性ペース」と「女性ペース」の差異が街コン・パーティーでの出会いで良い交際ができるカップルがなかなか誕生しない理由にもなっていると思う。

 

女性は少しずつ好きになっていく人や今まで意識をしていなかったのにふとしたことがきっかけで好きになる人が多いのに、こんなにハイペースで来られたらついていけない。


「告白された時点でよく分からないなら断ればいいじゃん」というのが男性側の意見なんだろうが、告白のタイミングが上記の「早く活動を辞めたいから好きになろう」とか「もうこの人で決めちゃいたい、もういいや」という感情の波に乗ると女性は無心で「YES」と答えてしまうのだろう。


そして無意味な即席カップルが誕生し、女はモヤモヤし、「ごめん、やっぱり好きじゃない・・・」とか「好きになれなかった・・・」と数カ月後に交際の限界を吐露するのだろう。


このパターンが本当に多い。実際にホワイトキーの回転寿司でトークした男性もこのような経験をして、またパーティー通いしてるんですよー・・・という人がいたしね。街コンとかパーティーってむしろ効率悪いよなと思うくらい。


恋活・婚活をしてると、やり取りしている男性に対して「好きになるかも」と常に思うようになってしまうのだけど、結局それは焦りと疲労からくる勘違いの塊。偽りの感情。振る方も振られる方も不幸だな・・・。


恋活・婚活をするなら感情を結婚願望に食われないよう要注意。こんな気持ちで恋なんかできるのか疑問だが・・・。

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一体あと何度、好きかも分からない男性とデートするのだろう。