クリスマスが終わった。
寂しさのカケラも感じることなく魔の三連休は矢のごとく過ぎ去っていたように感じた。
なぜならクリスマスに資格試験を受けたからだ。
IT系の試験と言うのは受験日が明確に決まっておらず、テストセンターに予約を入れて自分の好きな日程に受験ができるものが多い。
今年のクリスマスは魔の三連休と言われていたが、私にとっては恵みの三連休であった。中間試験前の中学生の如くひたすら勉強した。実録・魔の三連休。
★魔の三連休1日目(天皇誕生日)
家に引きこもり、Ping-tというIT系資格の勉強サイトでひたすら問題を解いた。
その数646問。午前中から夜遅くまでひたすらPCに向かって問題・解答暗記マシーンと化した。
問題を間違えたら解説を黙々と読み、終わりがないかのような問題の山を1つずつ崩していく。この解説を読むことさえしんどい。
勉強の効率を上げるために1日で計3回仮眠。起きているか問題を解いているかご飯を食べているかのどれかだった。
★魔の三連休2日目(クリスマスイブ)
土曜。そう草野球の練習。
半ば鬱になりながら電車の中でひたすら問題集を解いた。甘えを許さないために息抜きの文庫本をリュックに入れずに家を出た。
引きこもりのストレスを解消するかのごとく、ピッチング練習で50球投球。キャッチボールも入れると70球は投げた。ノックはいつも通りだが、この日はノックのこぼれ球をチームメンバーと競うかのように追いかけた。(←※注:全く意味のない行動。)
練習後はマネージャーからクリスマスプレゼントのクッキー。むさぼった。←
あまりにも試験のことを考えていたせいか財布を忘れ、練習後のグラウンド代支払いをパスするという恥をさらした。
さらにお土産。皆がサンタ様・・・。ちなみに左側は贔屓で私だけに用意していただいた石川県の老舗和菓子屋、金八の和菓子。さすがに調子に乗った。
至福・・・。
試験前で緊張しているのか眠くならず、そのままひたすら勉強。Ping-tが思った以上に難しく、2周目なのに正答率が70%のものもちらほら。意地でも2周はしてやろうと必死で眠気と戦った。
★魔の三連休3日目(クリスマス)
ついに受験日。試験は16時半からである。最後の詰め込み作業をこなす。
右上に問題を解いた時間が出力されるが、悪あがき感がプンプン漂っている。
13時半すぎ、ついに2周目を完了。化粧をして14時に家を出て、16時15分まで試験会場近くの喫茶店で寝不足で気持ち悪くなりながら問題集の問題を解いた。
ついに受験。
ん?・・・結構難しい。
問題の言い回しが問題集と違うことに混乱し、緊張も相まって吐き気を一瞬もよおした。あんなに勉強して1万5千円かかる試験を落とすわけにいかない。さすがに吐くというのはないでしょ~と自分をなだめながら30分で試験完了。
「試験終了」にカーソルを当て、クリック。画面がロードされる。
「合格」
え、即時判定がでる試験なのか。
一瞬、頭真っ白。
あっさり無事終了。
魔の三連休の私の脳みそは試験8割、野球2割を占めてあっという間に終了した。
★結論
イベント期間に孤独でいることがツライ場合は資格試験を受験すべき。テスト前の学生気分を今になって味わえて楽しい上に時間経過の体感速度がかなり上がるため空しい気分になることが一瞬たりともなくなる。しかも会社での評価も上がり一石二鳥。「せっかくのイベント(or連休)だし・・・」と外出しても無意味にお金を使うだけ。勉強が吉。
とりあえず合格できて満足である。有言実行。一歩、一歩。